
「葬儀屋さん」と一言でいうと、色々なタイプの会社があると思います。
弊社は私で三代目ですが、小学生の頃から祭壇を飾る父親の手伝いをしてきました。皆で力を合わせ、手作業で作り上げる葬儀の重厚さを見て育ち、それを生業にする大人達の職人らしい気概や誇りを感じたものです。
葬儀の仕事をしていると、『生と死』についてよく考えます。大切な人を失った悲しみに堪えて気丈に振舞う家族に掛ける言葉が、私には見つかりません。ただ、故人と遺族のために、心を込めて少しでもいい仕事をしたい
― それだけをいつも考えています。
死があるからこそ、生きることは尊く素晴らしい。でもそれで終わりではないと思うのです。思い続ける限り魂は永遠に生き続け、いつも側にいると私は信じています。涙を超えて「きっとどこかで見ていてくれる」と、微笑む遺族の気持ちが癒されるよう、祭壇に挿す花の一輪一輪に願いを込めて。
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お葬式に対する考え方は、人それぞれ異なります。世代や人種、取り巻く環境の違いもあるでしょう。葬儀のかたちも規模やスタイル、宗教など、時代の流れとともに様々に変化しています。でも、かけがえのない人を失った悲しみと、せめて手厚く葬ってあげたいと願う気持ちには、少しの差もないと思います。
『死』は誰にでも等しく訪れますが、『魂』に終わりはないと信じています。花が散った後には種を宿した実が生るように、安らかに眠った魂が生まれ変わる
− そう念じると、魂が次のステップに進むためのお手伝いをしているような気がするのです。
お葬式をするのは、ご家族です。もう笑いかけてはくれないけれど、そこに静かに眠っている方は、今も大切な家族の一員に違いありません。どうぞ、できることはしてあげてください。それが何よりの供養であり、ご家族の心を癒すものだと私たちは知っています。

葬儀の打ち合わせやご相談では、希望や意向をなるべく汲み取れるよう心がけていますので、どうぞ何でも話してください。思い出話でもいいのです。亡き人の「ありがとう」の言葉が聞こえるようなセレモニー目指して…。